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日々の妄想の墓場。
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寝不足なのだろうかと思いつつ、まだ寝たくないと思う今日この頃。
毎日が満たされてたらちゃんと寝たいと思うのだろうか。
抱き枕抱えて延々眠っていたい衝動に駆られる・・・。
冬眠にはまだ早い。

別段書くこともないのでちょっと落書きの方で書いてた妄想でも書き遺しておこう。


あくまでスタフォの世界のことです。
リンクが女の子です。
すっげぇパラレルです。



広い宇宙を暇気に浮かぶグレートフォックス(ローン残ってる)。
そのリーダー席で超暇~って顔しながら音楽を聴いてるフォックス(三十路前)。
ファルコは別の遊撃隊を作りスターフォックスには戻らず、ペッピーは軍の最高地位、将軍となりコーネリア住まい(恐らく家族も一緒にいる)。スリッピーはアマンダと結婚(今は良きパパ)、クリスタルはこともあろうにスターウルフへ入った始末。
いまやフォックスの傍にいるのは機械のナウスとローンだけ。

フォックス自身そろそろ潮時かと思いつつ、なんだかんだいってこのやくざな商売が止められないでいる(基本入る依頼は雑用ばかり)。
そんな中、新たな雑用の仕事が入ってきた。
宇宙の荒くれ者に襲われた後の商業用の船を点検して運んできてくれというもの。
襲われた後とはいえ、危険がなくはない。
荒くれ者がもしかしたら船の中に残っているかもしれない。

フォックスは暇なのでその依頼を割と軽い気持ちで受ける。
そして間もなく襲われた船を発見、中に潜入。
荒くれ者はおらず、ただ雑然と荒らされた部屋が続くばかり。
そんな中、おそらく乗組員の避難用の緊急脱出ポッドがあったであろう格納庫を見つける。
強引に侵入されたのだろう、派手に壊れている部分もあるが、全て使用されているところを見ると逃げ遅れた者もいないようだ。
さて偵察終了とフォックスが帰ろうとした時、ポッドの発射位置にキラリと光る何かを見つける。

何かと思ってバイザーで確認、安全を確かめて近づけばそれは小さなクリスタルだった。
中には人形のようなものが入っている。
おもちゃや装飾品にも見えないそれにフォックスはおもむろに拾い上げた。
その瞬間ぱああぁと光りだすクリスタル。
軽い破裂音の後、フォックスの目の前には一人の少女が倒れていた。
それを見たフォックスの第一声、

「はぅびゅーてぃふる・・・」

ださい英語が出た。

目の前の少女は獣の耳も尻尾もなく、夢物語に出てくる『妖精』のような姿をしていた。
獣の尻尾も耳もなくとも、とにかく美人。
きれいっこ大好きなフォックスはぽ~っと年甲斐もなく少女の顔を凝視する始末。
ひた自分の世界に入りかけていたフォックスにナウスから『ハヨカエッテコンカイイロボケガ』と通信が入る。
フォックス、どうしようもなくなってとりあえず少女を抱えてグレートフォックスに帰還。

少女を拾ったことを依頼主か誰かに言うべきかと考えていた所、少女が目を覚ます。
フォックスを見てかなりびっくり。パニック。そして刃物を探し出す。
フォックスが慌てて止めるが言葉が通じない。
なんとかナウスに翻訳機を物置から取ってきてもらってようやく疎通ができる。
その頃にはフォックスは少女ともみ合って上なり下なりのプロレス状態。
そんな状態で会話開始。

「俺はフォックス・マクラウド。・・・君は?」
「私はリンクといいます。・・・あの、暴れませんから放してもらえませんか・・・?」

そう言われていつの間にか少女を押したとしていたフォックス。
顔面熟れたトマト色で慌てて離れて謝り倒す。

「あっその、わざとじゃくてそのホントごめん・・で、あの・・・っ!」
「お、落ち着いてください・・・あの、ここはどこですか?」
「ここ?俺の母艦、家みたいなもんだよ」

と、これまでのいきさつを話すフォックス。

「そうでしたか・・・」
「君はなんでクリスタルの中にいたんだ?」

リンクもかくかくしかじかと身の上から始まって現在に到るまでをざっくりと話していく。
あまりにも過酷な身の上にフォックスちょっと泣きそうになる。落ち着けおっさん。

とりあえずリンクを元の世界に戻す方法が分かるまで、グレートフォックスでひと先ず預かることに。
異世界美人とのいきなりの同居。
孤独もあってか自然と近づいていく2人の心・・・。




・・・と、こういう妄想を長々と考えていた。
需要がありそうだったらいつか書きます。



続きに時代劇(神物)パラレルの続き。



「こんばんは、軍神です」

おっとしとした声と共に、俺の後ろに現れたのは異国の神だった。

「いらっしゃい、マルス」

宿曜師が片手を上げて挨拶をする。
軍神は上品な仕草で紺色のマントを手元に寄せ穏やかな笑みを浮かべた。
異国の神とあってか、俺はどうも彼が好きになれない。
なる必要がない、といえばそれまでなんだが。

「やぁフォックス、カービィ、メタナイト」

異国の不思議な発音が自分と2人の名を作る。
『フォックス』。俺にとってはもはやあだ名のようにしか聞こえない。
一度どういう意味だと尋ねたところ、彼の国で言う狐という意味らしい。
本当かどうかは分からない。

「今日は何の御用?恋愛相談?」

カービィ、もとい宿曜師はくすっと笑いかける。

「宿曜師、お前誰にでもそんな質問を・・・」
「そうなんだよね」

俺の言葉を遮って軍神が口を開く。
確かに神はどこの国も恋多きもの。
だが本当にそんな話を持ってくるとは。
驚いている俺に軍神が口の端を持ち上げる。

「実はね、この国ですっごい可愛い娘見かけちゃって」
「それでそれで!」

わくわくと言った感じで宿曜師が軍神を見上げる。
青い髪に刺さった金のティアラがキラリと光った。

「僕の妃にしようかなーと思って」
「わぁ!さすがマルス手が早い、じゃなかった、決断が早ーい」

冗談とも本気とも取れないことを言いつつ、宿曜師が笑う。
それでどんな娘?と軍神の目を覗き込んだ。

「この国でなのに金髪碧眼ちょっと気が強そうだけど可愛い子なんだ」

金髪碧眼ちょっと気が強そうだけど可愛い子、という単語に俺もちょっと耳を傾ける。
まるで輪(りん)みたいだ、と思いながら。

「名前は分かってるの?」
「んーそこまでは」
「・・・そいつは人間か?」

今までほとんど喋らなかった護衛騎士が口を割る。
仮面のせいで表情は分からないが、やや憮然とした感じだけは雰囲気から伝わってきた。

「人間じゃないよ。多分半神ってやつかな」
「えっ・・・マルス、それって・・・」
「その娘どこで見たんだ!?」

今度は俺が宿曜師の言葉を遮って軍神の前に立つ。
軍神は表情を変えることもなく、あっさりと答えた。

「ここからちょっと離れた町だよ。なんかの職人さんの家だったのかなぁ」
「・・・それ、黒い着物を着隻眼の男がいなかったか?」
「ああうんいたよ。多分あれ父親なんだろうね」

間違いない、軍神の言う娘とは輪のことだ。

「あーあ、狐、恋の宿敵ができちゃったねー」
「っ宿曜師!」
「え?恋のライバル?フォックスが?」

さも意外という風に笑う軍神に、俺は内心むかっと来てしまう。

「フォックスもあの娘好きなの?」
「・・・ああ」
「じゃああの娘の髪に差さってたかんざしは君があげたの?」

きれいだなって思わず見惚れちゃったじゃないか、と軍神は初めてつまらなそうな顔をつくる。
だが、俺は花をあげたことはあってもかんざしをあげたことは無い。
それどころかかんざしを挿した輪を見たことさえ無い。

別の、誰かから貰った・・・?

彼女やその父親の性格からいって自ら買うわけがない。
背筋に冷たい汗が流れる。

「・・・その顔からすると、君があげたってわけでもなさそうだね」
「狐・・・」
「・・・宿曜師、俺、そろそろ行くな」

場がどんどん嫌な空気になっていく。
それに飲み込まれる前に俺は外に出ることにした。
見計らっていたかのように護衛騎士が出口を作る。

「ふふ、ごきげんようフォックス」
「狐!しっかり!」
「早く出ろ」

護衛騎士に背中を押されるようにして俺は外界へと着地した。
今から行けば、昼過ぎには輪の所に着く。
俺は逸る気持ちを押さえながら、流れ星のように駆けて行った。

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プロフィール
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酒切フータロー
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自己紹介:
読みはしゅきるふーたろー
よくさけきるとか言われる
紳士なる漢を目指して
女性向け小説メインの
同人活動をしている

現在は関西に仮住い中
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