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日々の妄想の墓場。
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今しがた身内に風呂に入る順番を俺のターンされてしまいました。
おおお俺は一番風呂がいいんじゃーい!!
まぁそう言っても仕方ないのでこの微妙な隙間に小説書きます。

今日香夜嬢とカラオケ行って何故か香夜嬢の歌ってたカップラーメンのCM(ミスターコドモ)の曲を聴いていたら色々閃きました。
まさにノーボーダー!!ネタの妄想に境界はいらないそうです。
あ、現実との区別はいりますけど。

いい加減時代劇小説に名前付けろよって言われたので今色々考えてます。
悩み無き人生においてもやっぱり考える事は必要なようで。
こんなおっさんかニート同然の者に早々和風の知的な題名なぞ思い浮かぶはずも無く。
何かいいのないかなーと悩んでいる限りです。
あえて英語でいくか。駄目だ俺は英語が読めない。



どうでもいいけれど、この前ガッコのセンセに『(ガッコから)帰る時、よく酒切さん見かけるわ~』と言われて。

センセ「や~そっちは気付かないの?」
俺「いえ、俺は大体独りだと上向いてますから」
センセ「・・・まぁ下向くよりいいよね!」

センセ、あんた一瞬俺を危ない人だと思ったろ。
正直人の目はあまり気にしない性質なので特にこちらはセンセに気付いていませんでした。よく見かけられているにも拘らず。
やっぱ人って自分が思うより見ているものなんですねー。
こっち見んなとも思いますが俺は俺で人をガン見する癖があるから人の事は言えないなぁ。
見てないと視線が定まらないというか。
別に何を考えてみてるわけじゃなくて。あえて言うなら水槽の中の魚を見ているような。
暇つぶしだが飽きないものがいい。そういったものを目が無意識に探しているのでしょう。
まぁそれでも上を向くことは止めませんよ。
毎日見てる人より空の変化の方がおもしろい。



続きに時代劇小説。
フォックス(狐)、ピカチュウ(雷獣)、ソニック(韋駄天)の3人はとても動かしやすかったです。



雷獣をフォックスの住処の傍に生えている大きな木に寄りかからせた後、韋駄天はさっそく話を切り出した。

「で、俺に何の用だい?」
「・・・少し、頼み辛いことでもある」

「(良い眼だ)・・・へぇ?」

ぐっと覚悟を決めた戦士のような瞳で狐は韋駄天を見詰める。
流星の様な炎を瞳に宿らせた狐に、韋駄天は満足気に笑いながら首を傾げた。
突然の微笑に狐はきょとんとしながらも、大きく息を吐く。

「頼まれてくれるかな」
「内容によってはキャセルだ」

ちっちっち、と人差し指を左右に振り、決して恩着せがましい態度を許すことは無い。
狐としても雷獣を助けたぐらいで着せるつもりもないのでいらぬ杞憂ではある。

「俺を黄泉の国に連れて行ってくれ」
「ワッツ!?」

さっきまでの余裕の態度はどこへ行ったのか、眼をひん剥いて韋駄天は驚いた。
人間で言うならば自ら地獄に落ちたいと言ったと同じ事なので無理もない。
狐はいつもの苦笑を一つして、とくとくとこれまでの事を話し始めた。



「・・・っていうわけなんだ」
「ンー俺は面倒ごとはパスだぜ」
「そこを何とか!」

両手の拳を大地に附け耳に砂がつくほど頭を下げる。
なりふり構っている時間など、狐にも既に無いのだ。

「・・・っつってもなぁ・・・」

内容が内容だけに、韋駄天としても簡単に首を振るわけにはいかない。
珍しくぐっと眉にしわを寄せ、かりかりと頭を掻いた。

「連れてってあげてよ、僕からもお願い」
「ラーイ!気がついてたのか!?」
「だから僕は雷獣だって・・・」

まだ木に身を寄りかからせたままだが雷獣が呟く。
力を使い切ったのかくたっとしているが瞳にはしっかり光が戻っていた。

「ラーイ、簡単に言うなよ。黄泉の国は・・・」
「韋駄天なら、連れて行けないことないでしょ」
「まぁ、そりゃあ・・・」

暗にそれだけの力があると、雷獣からの言外の力に韋駄天は押し黙る。
できないことはない。だが。

「俺は大丈夫だろうけどお使い狐の身が持たないぜ」
「力不足は承知の上だ。頼む!」
「連れてってあげてよ。それからは彼の責任なんだし」

冷たく言い放ってはいるものの、雷獣は狐の心中を汲んでいるようだった。
狐も縋るような眼で韋駄天に訴えている。

「友達を助けるためだって、僕らと一緒なんだし」

何気ない雷獣の言葉に韋駄天の顔が見る見る歓喜に染まっていった。
きらきらと輝く瞳を向けられて雷獣はぎょっとたじろぐ。

「そうか!やっぱり俺とラーイはベストフレンドだな!!」

むぎゅ!と包むように抱きつかれ雷獣は悲鳴を上げた。
それでも韋駄天は全開の笑みを咲かせている。

「ば、馬鹿!別に僕は・・・っ」

必死で抵抗と弁解をする雷獣に韋駄天はますますはしゃぎ倒す。
ベストフレンド~マイフレンド~♪と訳の分からない歌まで歌いだす始末。

「よしっお使い狐!今回は親友に免じて連れてってやるぜ!!」
「本当に!?ありがとう恩に着る!!」
「あ~もう・・・手間の掛かる・・・」

無駄にテンションの高くなった2人を尻目に雷獣だけが一人冷静に溜め息を吐いた。

「(神様と獣が、本当の友達になんてなれないのに・・・)」

それでも目の前には友人の神様を助けようと必死になっている獣がいる。
彼がもしうまくできたなら、あるいは自分も韋駄天と心から友達になれるかもしれない。
ふとを空を見上げて神以外の何かに縋りたい自分の気付いてしまう事に苦笑する。

「・・・僕、そろそろ道真公に呼ばれるかもしれないからもう戻るよ」
「ン、送っていこうか?」
「いらない」

ぴしゃりと打ち切って雷獣は空へと舞い上がった。
もうじき雨が降るのだろう、雷獣の周囲が小さく電力を帯びている。

「雷獣!ありがとう!!」

足元からの狐の声に雷獣は一瞬動きを止めた。
見下ろせばそこには感謝の念の篭った、清々しい表情が見える。

「・・・僕(雷獣)に会うと幸運が訪れるっていうのが人間達の話だから。お餞別にどーぞ!」

すっかり元気の戻った雷獣はにっこり笑うと稲妻の如くその場から閃光だけを残して去ってしまった。
後には少し毛を逆立てるようなちりりとした空気だけが残っている。

「久々に見たぜ、ラーイのあんなスマイル!」
「俺、雷獣に会ったのは初めてだけど・・・良い奴だったな」
「オフコース!なんたって自慢のフレンドだからな!」
「良い友達だ」

彼らを見て、狐はより一層黄泉の国へ堕ちた琳を助けなくてはと決意を固めた。
身体の状態は万全とは言わないけれど、これ以上彼を待たせることも出来ない。

「じゃあ、行こうぜ。アーユーオーケイ?」
「善は急げ。出発だ!」
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プロフィール
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酒切フータロー
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自己紹介:
読みはしゅきるふーたろー
よくさけきるとか言われる
紳士なる漢を目指して
女性向け小説メインの
同人活動をしている

現在は関西に仮住い中
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