日々の妄想の墓場。
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駅を降りたらマイガッ!な日だってあります。
なんでー俺普段路上駐車しないのになんでしかたなくした日に限って撤収しちゃうんだよちくしょぉぉぉおおおお!!!
ぶっちゃけ松葉使ってた俺としては路上の自転車より点字ブロックの方がよくこけるっちゅーねん!!
そもそも点字ブロック使ってるところをこの都会で見たことがないぞ。
職業?上盲学校とか学会にも行ったけど皆付き人いるやん。常人なら高待遇だ。
平等であるが平等でないのが世の常です。理不尽?いいえ、視点の違いです。
んーでももっとさらに上の画期的なものを世の頭の良い人は悪い人のために作るべきだと・・・まぁ愚痴はともかく・・・。
冬が来ましたね!
こたつ!お茶!食べ物!パソコン!癒しの空間の出来上がりです。
もう家に帰ったらこれが楽しみで・・・こたつがあったら人なんか恋しくない。
ゲームは布団に入ってからやります。というか布団に入らないとゲームができない位置にテレビがあります。
そろそろ今やりかけのゲームも大詰めになってきました。
ラスボスたちを計24回倒さないと最後のワードがでないというなかなか姑息な攻略を強いられますが。
続きに前の小説の続き。段々トワリンが壊れていってる気がする。
軋む音が聞こえる。
いや、聞こえた。
手の中で砂の岩が砕けるように。
形のあった硬く柔らかいものが螺旋切れられたように。
残ったのは壊れたいと願った、形のあったものだけだった。
あの夜が過ぎた。
ウルフとフォックスの獣を見たリンクはその日から急速に目の光がかすんでいくのを感じていた。
実際にかすんでいるわけではない。
この世界を見たくないのだと、高潔な勇者は考える。
あの日から目覚めたフォックスに、変わった様子はない。
リンクを見て、寂しそうな目をして笑うだけだった。
リンクが何よりも気に入らなかったその暗い緑の瞳が、今ではかすんで見えるせいかただの宝石のように見えた。
フォックスが目覚める前は、ただ純粋に彼が嫌いで好きだった。
前の勇者ばかり見る彼が嫌いで、自分を気にかけてくれる彼が好きで。
それが、あの夜を堺に崩れていった。
失った、裏切られたという感情を遥かに超えた激情。
それが何なのか分かった時から、急速にリンクは壊れていった。
タブーが壊そうとした世界を、自らが壊す道を選んだのだ。
破壊衝動が生まれたわけではない。
ただ、全てのものがかすんでしまう前に壊したくなってしまったのだ。
リンクは一人、向かった。
目指すはこの世界の『神』の元へ。
「マスターハンド、クレイジーハンド。話が、ある。」
暗く足場が常にワープしているような不思議な空間。
リンクはそこで待っていた。
ほどなくして、両手が現れる。
「黄昏の勇者」
「お前の望みは知っている」
「この世界を壊したい」
「我らはそれに力を貸そう」
「タブーを破壊した礼に」
「新たなこの世の破壊者に」
右手、左手と交互に話す。
リンクは静かに口を開いた。
「・・・お前たちは、それでいいのか?」
「構わないさ」
「今の世界を強くするため」
強くする、の意味がリンクには分からなかったがそのまま頷いた。
「じゃあ―――よろしく、頼む・・・」
リンクはふっと蕾から開花する花のように微笑んだ。
誰にも見せたことのない、誰も見たことのない笑顔。
「我らだけで事を起こすのか?」
「いいや、あと一人・・・いる」
「誰?」
「俺様だ」
シュンと光から抜け出すような音を立ててウルフが現れる。
「変わったのを仲間にしたね」
マスターハンドが驚くような、嘲笑うような声で言う。
「文句あんのか」
「いいや、彼が選んだ人だし」
「・・・さぁ、作戦を言え、破壊者」
クレイジーに破壊者と呼ばれた勇者は糸に引かれるように空虚な空を見詰めた。
一回瞬いた後、殺すように甘く囁く。
「この世界を、手にかける」
リンクが突き出したマスターソードを、マスター、クレイジーが指を示す。
指先から電流が飛びだし、うねりながら剣に巻きついた。
「黄昏の勇者が望む力をその剣に」
「あとは好きにするが良い」
両手は互いを打ち合い餞の拍手を贈ると空間に溶けていく。
残されたウルフとリンクは静かに視線を合わせた。
「これでまずひとつってわけか」
「ああ・・・これから、だ」
「俺様との契約、忘れるなよ」
「・・・好きに、しろ」
リンクがウルフを仲間にする際に出した契約。
望みを叶えるために力を貸せと言ったリンクに出された狼の契約書。
内容は単純。
『リンクを喰らうこと』
ただそれだけだった。
空間が捩れ、寂れた病院の一室に変わる。
その内装はフォックスが眠っていた病室とよく似ていた。
どさりとベッドに押され抵抗なく倒れるリンク。
獰猛な獣の手が、その服ごと肌を裂いた。
「っ・・・!」
「暴れても構わねぇぜ?どの道同じだがな」
「分かって・・いる。さっさと、終わらせろ・・・」
当然愛など無い行為。
肉食獣が餌を愛しく思うことがないように、ウルフも同じだった。
理想を描くための代償は、高潔な勇者の心。
心を暴いていく、鋭い爪先。
「あ、あ・・・」
「ショックで死ぬなよ」
窓の外は闇に食われかけた月が溶けていた。
その鈍い光に遠吠えを上げる牙が光る。
シーツに赤が飛ぶと同時に、廃墟の病室に若い悲鳴が木霊した。
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