日々の妄想の墓場。
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続きを書く機能がわからない。
多分これで見れるはず。
試しに続きを見るで駄文を書いておきます。
ポケトレとルカリオのお話。
ルカリオのトレーナーはアーロン様がいい。
そしてポケトレは最強のドsだといい。
ルカリオが情けないのが苦手な方はブラウザばきゅん。
多分これで見れるはず。
試しに続きを見るで駄文を書いておきます。
ポケトレとルカリオのお話。
ルカリオのトレーナーはアーロン様がいい。
そしてポケトレは最強のドsだといい。
ルカリオが情けないのが苦手な方はブラウザばきゅん。
ぽて、ぽてと硬い石畳を歩く。
夕焼けでその上を伸びた影が寂しげに付いてきた。
ゆっくりと沈む夕日は帰路に着けと語ってくるようだが、それはできない相談だ。
帰りたい場所が、とても遠いのだから。
「アーロン様ぁ・・・・」
ぐすん、と迷子の子供のようにルカリオは顔を萎ませた。
修行で来た場所だけれど、正直もう帰りたい。
アーロン様に会いたい、と。
完全なるホームシック状態。
最初の頃は一人でも頑張っていた。
他にもポケモンはいるし、顔見知りもできたし、多少の安堵はあった。
だが1週間を超えた辺りから駄目だった。
チョコを食べたり温泉に入るだけでアーロン様を思い出す。
会いたい。会ってもふもふしてもらいたい。
とぼとぼと夕日の中を歩きながら、ねぐらに向かう。
今日も一人寝。寂し過ぎる。
はぁぁぁとポケモンに似つかわしくない溜息を吐いた時。
「ルカリオ!」
元気よく自分を呼ぶ声が聞こえた。
一瞬アーロン様!?と期待してすぐに落ち込み直す。
目の前から走ってきたのはトレーナーだった。
ゼニガメとフシギソウとリザードンのトレーナー。
「今日こそはゆっくり話とかしてみたかったんだけどなぁ」
はぁはぁと息を吐きながらルカリオの前に立塞がる。
ルカリオは泣き顔から一転してつんとすました顔でその横を通り過ぎる。
せめてものプライドだった。
「ルカリオ、僕と一緒に帰らない?」
ルカリオの後ろから追いかけ、にこ、と優しそうな顔を傾ける。
ルカリオはそれに答えない。
もちろんテレパシーで言葉を伝えることはできる。
だがこのトレーナー、再三構ってくるのでうるさくてしょうがない。
「待ってよ、ルカリオー」
『・・・うる、さい』
黄昏に浸っていた気持ちは打ち消されたものの今度は苛々してくる。
ぐるる・・・と唸ってもトレーナーは涼しい顔で会話を続けてきた。
「やっと答えてくれたね」
『何の用だ・・・』
「世間話と、ちょっとね」
『どうでもいい話なら、断る』
夕日が大分沈んできた。
影はグンと伸びて空の天井は黒を滲ませ始めている。
「ルカリオ、僕のところにおいでよ。この大会の間だけでもいいから」
『・・・いやだ』
「どうして?君にはパートナーがいるからモンスターボールには入れないよ」
『私は・・・アーロン様だけの傍にいる・・・』
「ううん、じゃあ、たまにでもいいから僕のテントにおいでよ」
『・・・・・・・・』
「遊びに来るだけでもいいから、ね?」
トレーナーの手がルカリオの頭に伸びる。
ルカリオはその手をぺんっと耳で弾いた。
『触るな』
「ごめんね、じゃあ触らないから明日おいで」
『なんで・・そうなる・・・っ!』
「ルカリオと話したいからだよ」
真正面に見つめられ、ルカリオはうっと言葉を詰まらせる。
「ね、おいでよ。チョコレートも用意してるから」
『・・・っ気が向いたら、だっ・・・!!』
ルカリオはキュンと音を立ててその場を離脱する。
一番星の輝く下に、トレーナーだけが残った。
「あーあ、他人のじゃなかったら、僕がゲットしたいのになぁ・・・」
せっかくいいポケモンなのに、と溜息を吐く。
腰につけたモンスターボールの中でポケモン達が溜息を吐いていることには、気づかないままで。
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