日々の妄想の墓場。
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もー9時回ると眠い。
というか昼間も眠い。
完全に睡眠不足です。
今日は勉強会に行ってきました。
将来のための勉強会ですがなんだって好きでないクラスメイトや後輩に日曜日まで会わねばならんのか。
くぉぉ、俺の人嫌う心を今だけ消してくれ神様。
そしたら気まずい空気とかなくなるのになぁ。
でもセンセは良い人なので勉強会自体は楽しい。
飴と鞭の使い分けがうまいんだ・・・。
俺も極端な人間なので鞭がうまいセンセか飴がうまいセンセか、大体どっちかの人を好みます。
一番厳しかったのは自動車学校のセンセだった。
ミスると即ボールペン断罪されたからなぁ。
あれの先端でデコ叩かれると地味に痛いんだよなぁ。
一回センセになんで俺にそんな厳しいと尋ねたこともありましたが(そのくらい厳しかった)
『弱そうな子は優しくして大丈夫そうな子には厳しくしてる』
とのことでした。
俺、大丈夫そうな人間に見られたの初めてな気がするぜ・・・!(いろんな意味で大丈夫に見えない人)。
厳しいセンセだと立ち向かう気になります。追いつき追い越せみたいな。
反対に勉強会のセンセは優しい。ものっそい関西弁だけど。
こう・・・よくできましたー!的な褒め方が良い。
自信を持たせてくれるんです。もっと頑張ってみようかなーとか思う。
大人はよくやったこととか頑張ったこととかを、『あーうん、それいいね』って同意だけで終わらすので張り合い感が出ないというか。
要は言われた時にハイハイお世辞ですねって丸わかり。
それが癪な時もあるので言いたいことははっきり言えといいたくなるのですが。
中途半端な屈辱感だけ味合わせてくれるセンセが一番嫌ですね。
とはいうものの、もし俺が教師になったら学級崩壊間違いなしでしょう。
男に厳しく女の子に甘い学級になるからです。
男女平等?人間が平等じゃないのにそんなの完全には不可能でしょう。
だから今の世は男の人も女の人もしなくていい無理しているんだ。
続きに時代劇。そろそろこの章の物語も中盤まで来ました。
今日はちょっと管理人が眠たいので短め。ソニックが出ました。
稲荷神社の祠の中で俺は眠っていた。
いつもより深い眠りは、琳(りん)に精気を吸われたせいだろう。
それでも嫌な気はしない。
彼にたった半日だが自由を与えられたことが嬉しかった。
そんな俺の満足な睡眠を突如風の音が妨害した。
「ヘイガーイ!」
「へ、へいがい?」
「ノン!」
「えーと・・・どちら様?」
祠の扉をあけて出てみれば俺の前には青い高速の竜巻。
回転する突風のせいで俺の耳やしっぽの毛が寝起き以上にぼさぼさになってしまう。
竜巻が止まるとその中心には青い奇妙な者がいた。
「俺は韋駄天さ。お使い狐さんよ、あんたにロブ・レターだ」
「は?ちょ、話が読めないんだけど・・・あと、ろぶれたーって何?」
「ノン!」
自称韋駄天とやらは掌を額に当て呻いている。
「あんた、お使い狐なのに韋駄天を知らないってのか?」
「知ってるさ、仏法や寺院を護る神様だろ」
「そう、それが俺だ」
胸を張って言われてもいまいちよくわからない。
だって目の前にいるのは、青いハリネズミなのだから。
「韋駄天は甲冑を着て宝剣を持ってるんじゃないのか?」
目の前の彼はどうみても丸腰。
その上言葉もたまによく分からない。
「あーんなもん、俺には必要ないのさ」
「必要だろ!どうやって戦うんだよ」
へっと鼻で笑う韋駄天に俺はつい突っ込みを入れてしまった。
寝起きが原因だけじゃない頭痛が俺の意識をはっきりとさせる。
「韋駄天って言ったら速さが売りだろ」
「・・・それは人間達の俗説だ、鬼が釈尊の歯を盗んで、それを韋駄天が取り戻したんだろ」
「そう、でも俺は俊足って噂が流行ったから、俺はそれに応えてやったのさ」
とんとん、と軽快に足を鳴らしてくるりと宙で一回転した。
確かに身は軽そうである。
「俺は速い。せっかく鍛えて速くなったんだから戦う以外にも役立てたい。それがこの仕事さ」
「・・・飛脚業?」
「ま、そういうことさ。さぁて本題だ」
さっと出された白い紙。
やや乱雑に折られたその紙には狼と記してあった。
「・・・狼から」
「噂の天目一箇神(あめのまひとつのかみ)があんなに怖そーなおっさんとは知らなかったぜ」
「噂?なぁ、それってどんな!?」
狼が高天原から下った神、天津神の類。
もう天に帰ることがないとはいえどんなことをうわさされてるのかは気になる。
天に出入りし情報を得ている韋駄天なら知っていてもおかしくはない。
彼は早口にすらすらと『噂』の内容を喋った。
天目一箇神の女は道主日女命(みちぬしひめのみこと)って知ってるか?
・・・一応知ってる?オーケイ。
彼女はまぁスサノオの妻だったんだが他の妻たちより立場がなくってな。
それでもめげずに神として働いてるんだが・・・。
彼女は気の毒な人でさ、いろんな男神に惚れられちゃあいるんだがどれもこれも男の中で一番にはなれないのさ。
愛人みたいな扱いと言うのかね。
理由?そんなの俺は知らないさ。
彼女の方にも何か問題があるのかもな。
ああ、それで天目一箇神のことだったな。
あいつも道主日女命と関係があったんだろ。
子どもがいて、しかも女だっていうじゃないか。
それをスサノオが狙ってるとかいないとか。
ま、どういう意味でかは知らないけどな。
神様は肉親だろうと何だろうと関係なんてごちゃごちゃだ。
人間みたいな血の繋がりがない。
禁忌なんてものはないのさ。
イッツフリーダム!!
俺は身の凍る思いだった。
輪がよりもよって三貴神の一人に狙われるだなんて。
「ドンド・ウォーリー!心配ないさ、ただの噂だ」
「そう・・・」
「そうブルーになるなって!」
ぱんぱんと韋駄天が俺の背を叩く。
もし俺に神に対抗する力があれば、こうも最悪の事態を考えはしないだろう。
だが俺はしがない狐の神使。
神には、勝てない。
「とにかく、確かに手紙を渡したからな!」
「ああ、ありがとう・・・なぁ、結局ろぶれたーって何?」
答えを聞きそびれていたことを訊く。
「脅迫状さ!」
さわやかに物騒な台詞を残して竜巻が去っていく。
一人残された俺は手の中の手紙を開いた。
『今日来い』
たったそれだけ。
しかも台帳に書き殴ったような字だった。
「もうちょっと書き方があるだろ・・・」
手紙を服の隙間に押し込み、俺はぐっと背伸びをする。
流石に韋駄天ほど速くは走れないが、俺は強く地を蹴った。
韋駄天の話を、狼に伝えるために。
最悪の事態だけは、回避したかった。
もう、大切な人を失うのは嫌だ。
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