日々の妄想の墓場。
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いい加減洗濯物を片そう。
中途半端に雨が降るので洗濯に困ります。
暑さがぶり返したせいで虫も湧いてきた。ええい失せろ失せろ!
土日が予定で潰れたので小説が進まない・・・もっと俺に時間を・・・!
夏に比べれば涼しいので睡眠欲がとくとくと促されます。
昼飯食べた後でも眠い。電車の中でも眠い。仕事中もちょっとあくびが出る。
まぁこんなんになるのも夏の間体に負担を掛けたせいで、今パワー不足になってるわけですが。
だりーなーと思ってたらガッコが1限休講。
ゆっくり仕事してたら上司に『ガッコは?』と心配されました。
大丈夫ですまだやめてません、退学にもなってません。
常に留年の危機を纏っている俺ですから心配されるのも頷ける(頷くな)
俺「今日はガッコ、休講なんです」
上司「それは素敵なことですね」
俺「!?」
素適かなぁ・・・。
なぜかそのまま油汚れのよく落ちる石鹸を貰った。
落ちる・・・って・・・・なぜか縁起でもない連鎖を想像してしまう。
いかんいかん、まだ大丈夫大丈夫・・・。
続きにフォリンベースのウルリン。R16です。
グリム童話的なグロ表現あり、浮気表現ありの危険度★★★★★レベルです。
フォックスは夢の中で目を覚ました。
これは夢なのだと、自覚して周りを見回した。
シンデレラが靴を落としたような長い階段が目の前に広がっている。
階段には丁寧に赤頭巾を被った女の子と同じ色の絨毯が張り付いていた。
階段の一番上を見上げればラプンツェルのような高い塔に続いている。
足元はちょうど階段の始まりで、振りかえればヘンデル兄妹の迷った森に続いていた。
誰か、と叫んでみたが声は耳に届かなかった。
この夢の中では声が出ないらしい。
どうしようかと悩む前に勝手に足が階段を上りだす。
足の裏に絨毯の柔らかい感触が伝わってきて、変なリアリティだけが感じられた。
足は勝手に進む。
リンクは夢の中で目を覚ました。
こは夢だろうかと、はっきりしない頭で周りを見回した。
どこか高い塔の一室にいるらしい。
どこかハイラル城にも似ている。
窓から外を見れば赤い絨毯が敷かれた長い階段が川のように続いていた。
ゼルダ、と声を出してみたが金糸の姫からの返事はなかった。
不意に部屋の隅に会った紡ぎ車が音を立てる。
何かが引っかかったような音を立てるそれに近づくと、そこにはひとつの手が挟まっていた。
「これ・・・フォックスの、手・・・?」
右手首だった。
冷たく、ぴくりとも動かない。
不思議と恐ろしくなく、それを紡ぎ車から拾い上げた。
途端に紡ぎ車が動き出して一本の長い紐をひとりでに作り始める。
リンクはまだ夢見心地のままその紐の先にフォックスの手を括って窓の外へと釣りの要領で放り投げた。
外は金の毬のような月が浮かんでいる。
しばらくして狼が釣れた。
「ウルフ・・・?」
リンクは首を傾げてウルフを見るが、彼の胸は銃弾に貫かれていた。
その上腹には大きく裂かれ、中に何かを詰め込まれている。
「ウルフ、苦しく・・・ないのか・・・?」
返事が返ってこない。
リンクはもう一度フォックスの手のついた紐を外に投げた。
「・・・フォックスが釣れるまで、待っててくれ・・・」
床にウルフを寝かせてリンクは窓辺に腰掛ける。
銀貨のような星が夜明けに追われている頃にフォックスが釣れた。
フォックスは階段の途中で自分の右手がなくなっていることに気づき、慌てて周りを探した瞬間空から降ってきた自分の手に掴まれたのだ。
「フォックス、遅かった・・な・・・」
リンクはフォックスの手を持ったまま、指を色々な方向に折り曲げて弄んでいる。
フォックスは俺の右手を返してくれないか、と声にならない声で言ったがリンクには伝わらなかった。
「ウルフを、今から起こそうと思ってる」
リンクはフォックスの手を懐に収め、背中の剣を抜いた。
室内のロウソクの光を反射させて、鈍く光っている。
「よ・・・っと」
リンクの剣がウルフの腹を裂いた。
中からはよくわからない大きな鳥の骨のようなものが詰まっていた。
そのまま剣を振るい、とうとうウルフ自身が何だかわからない肉塊になる。
フォックスは視線だけでどうするの、とリンクに問いかけたが彼はすでにフォックスの手で遊ぶのに夢中になっていた。
目が覚めるまで待つか、とフォックスはウルフの肉塊の横に座って窓の外を見る。
リンクはひたすらフォックスの右手で遊んでいるし、シュールな夢だと溜息を吐いた。
けれどいつまで経っても朝を呼ぶ鳥の声が聞こえてこない。
空にいつまでも月と星があり続けている。
ふと残っている左手を見れば、その横にウルフの眼帯の下の目玉が転がっていた。
血に濡れて真っ赤な真珠のように艶めいている。
それをリンクの持っている自分の右手と交換した。
遠くでフクロウの鳴く声が聞こえた気がして、そのまま一人で塔を降りてしまう。
ふらふらと階段の下っていると、前から過去のリンクが走ってきた。
「フォックスさん!」
「リンク」
なぜだかリンクに話す時だけ言葉は声になった。
リンクはとても慌てていて、フォックスの手を引いて走って階段を駆けだした。
「リンク、リンク、どうしたんだ?」
「早く、早く」
フォックスはこけそうになりながらも手を引かれるまま走り続ける。
背中で悲鳴を聞いた時、時を超えるように目を覚ました。
「・・・変な夢、見たなぁ・・・」
時計を見ればまだ朝の4時だった。
だるい身体を起き上がらせ、そっと階段を降りてリビングに向かう。
「・・・っ!?」
リビングのドアの隙間から、ウルフとリンクが見えた。
ソファーに深く座ったウルフの上にリンクは服を脱いで座り込んでいる。
ぐらぐらと揺さぶられ、甘ったるい声を上げていた。
フォックスは夢の中と同じように声が出なくなる。
これも――――――夢?
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