日々の妄想の墓場。
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さっきブログ書いたのに消えた・・・。
もう知らん・・・馬鹿めが馬鹿めが・・・。
続きに突発ガンクロ小説。
何を考えたのかクロノア女体化。
「ガンツ!早くー!!」
「うっせェな、ちょっと待て」
オレの先で手を振りながら呼ぶのはクロノア。
最近旅の連れに加えたまだそう年端も行かぬガキだ。
ブリーガルを旅立って早1週間、ガキの世話に思いの外手は掛からず順調に事は運んでいる。
せいぜいこのまま仕事の役に立てばいい、と黒い大人の考えを頭に巡らした。
そんなことを知る由も無く、目の前のお子ちゃまはわぁわぁと騒いでいる。
「この辺には賞金首っていないの?」
「お前な、ようやくあのド田舎から出たばっかりだろ。そうポイポイいねェよ」
「なんだぁ」
拍子抜けした顔にオレは若干眉を顰めつつ、クロノアを追い抜いて前に進んだ。
こんなガキ、壊れたオレのバイク代ぐらい稼いだらさっさと置いて行ってやる。
「あ、待ってよ!」
「テメェが急かしたんだろーが。そろそろ今日の宿も決めねェとな」
「宿・・・」
しゅ・・・とロウソクの炎が消えるようにクロノアのはしゃぎ様が失せる。
「どうした?」
「あ、ううん!料理の美味しい所だといいなって思って」
「はぁ?まったくガキだな」
「い、いいじゃん、ご飯は美味しい方がさ!」
父親と離れてから久々の、他人との旅。
このわぁわぁ言い合うのも、メンドクサイと思いながらも楽しんでいる自分がいることに内心苦笑する。
クロノアといるのは別に楽しいから、じゃなくて仕事を円滑に進めるためだけ。それだけなのだ。
それ以上となって、もしまた裏切られたら・・・。
「・・・バカバカしぃ」
左右に頭を振って己の考えを振りほどく。
オレに頼ってくるガキがどうオレを裏切る。杞憂だ。
「ガンツ?どうしたの、虫でもいたの?」
「あーなんでもねェよ。オラ、行くぜ」
宿を決め、晩飯も済ませた頃には既に月が昇りきっていた。
鋭い三日月は猫の爪を思わせる様で胸糞悪くなる。
強引にカーテンを閉じ、浴室から聞こえる声に眼を向けた。
ご機嫌なのだろう、何が楽しいのかよく分からないが不思議な言葉で歌を歌っている。
「まに、まにぃーまにる・・・何て言ってやがンだアイツ」
聞き取ろうとしてもリズムが早い上に浴室の音響が手伝っていてうまく聞き取れない。
まぁ聞き取れた所で何かプラスになるわけでもないかと、すぐに歌から集中するのを止めた。
備え付けのテーブルで銃の手入れでもするかと腰をかければ、足の裏に妙な感触。
見れば一枚の白い布切れが落ちていた。どうもそれを踏んだらしい。
「なんだこりゃ」
拾ってみればそれはいわゆる下着だった。
タオルと持っていく時に落としたのだろう、やれやれと腰を上げる。
「ったくクロノア・・・」
そこでハタ、と気付く。
右手の中にある下着、自分のものとはなんだか違う気がする。
自分の下着もぴったくるボクサーショーツタイプだが、クロノアのはぴったりでもどうもその度合いが違う。
噛み砕いて言えば、下着にモノをしまう場所が無いのだ。
「あー子ども用だからしまう場所もいらねェってか?」
自分がガキの頃はどうだったかよく思い出せない。
その頃はバイクに跨ってはいなかったし、ボクサーショーツではなくトランクスだったはず。
とりあえずこのまま持っていても仕方が無い。
さっさとクロノアに渡すことにする。
すたすたと浴室に向かい、そのままノックもせずに開いた。
「おいクロノア、お前パン・・・・」
「へ?」
開いた扉から頬に当たる熱気。
その中心に、逸し纏わぬ姿の少女がぽかんとした顔で立っていた。
ああ、この顔はよく知ってる。
ヒーロー気取りで、よく勝手に突っ走りやがるガキ。
だがその顔の下に見える膨らみは何だ。
歳の割には意外と大きい、Bぐらいはありそうな・・・。
「ンなわけあるかぁぁぁああああ!!?」
「ちょっそれボクの下着!!」
あまりの驚愕に思わず握り潰してしまったそれを、すぐに全裸のクロノアに向かって投げつける。
「お、オ、オマエ、女・・・!?」
わなわなと唇が震えた。
腰を抜かさなかっただけマシだったと思いたい。
クロノアはというと、投げつけられたパンツを急いで身に着けタオルで胸を覆っている。
「ガ、ガンツ、えっとこれはね・・・深い訳が!」
慌ててアワアワした状態のクロノアが寄って来た。
ぎゅっと腕を掴まれ、手袋無しの小さな手と、タオル越しに女特有の柔らかな胸の肉が当たる。
ぞぞぞっと毛が逆立ち、血の気が一気に、引き潮よりも早く引いていく。
「オ、オレはな・・・女は大っ嫌いなんだぁぁぁあああっ!!」
月夜夜に吠える狼の如く、オレの悲鳴はニヤリと輝く三日月に消えていった。
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